イグアナとそれにまつわる作品達

こんにちは。

現在、イグアナをモチーフにした作品を作っております。

なぜまたイグアナかというと、画家のいずみさんのインスタでとっても素敵なイグアナの絵があがっていたのを見たのがきっかけでした。

Man holding a iguana #paintings #ink #mixedmedia #art #iguana #izumiohwada

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これがすごくカッコよかったので聞いてみると、写真集の中の写真がモデルになってるとのことでした。

それがこの本。

「イグアナと家族とひだまりと」サトウヒトミ著

 

この本は、写真家のサトウヒトミさんのお家で飼っていたイグアナのグゥちゃんとその家族をモデルにした写真集です。

息子さんが夏のお祭りのくじで一等を引き当て、そして選んだ黄緑色の小さなイグアナ。それがいつしか1.5メートルの小さな恐竜になりました。

家族と一緒に生活するイグアナのグゥちゃんはとってかわいい。そしてとっても恐竜。その真逆とも言える要素を持ち合わせたグゥちゃんは、小さな頃から爬虫類がなぜかとても好きだった自分にはとても魅力的に映りました。

以前にサトウヒトミさんのNYをテーマにした写真展の際にサラッとだけこの本を読ませてもらってはいたのですが、今回あらためてじっくり見ているうちに作品にしたい欲がふつふつと湧いてきました。

そして中でも1番に作品にしたいなと思ったのはこの写真。

意識したわけではないのに、いずみさんが絵のモデルに選んだものと同じ写真でした。

これはヒトミさんの息子さんがグゥちゃんを抱えているところ。

デニムに白シャツ、そこに黒縁メガネ。そしてシュッとしたイケメン。そしてそして、そこに大きなイグアナ。

なんとも普段の自分の頭の中にはない組み合わせでした。

そして全体に漂うオシャレ感+ほのぼの感

すぐに著者のヒトミさんに連絡して作品のモデルにしていいかの確認をとると、快くOKして頂きました。

そして、、、製作へ。写真一気にいきます。

まずはイラストに描いてみる
実験的にデータにして色をつけてみて雰囲気を見る
そして取り掛かり。まずは顔から。眉毛、目鼻、口、そしてメガネ。これらをどう表現するかはその都度色々考えてトライ。
デニム部分。これは僕が高校時代から履いていたドゥアラットというブランドのセルビッチを使いました。ダメージ具合やステッチなどの表現は最高に楽しい。(そしてマニアックなポイントとしては、モデルのジーパンもアタリが出来て、ヒゲと言われる色落ちをしていたのですが、ここでのデニムもアタリで白く色落ちしている箇所をもってきて、リアルダメージで表現しております。よくわからなかったらスルーしてね。)
ベースとなるキャンバスに縫い付け。
白シャツを手縫いなどを駆使して製作。 そして紙でサンプルを作ったグゥちゃんをもたせてバランスを見る。

そしていよいよイグアナ製作に入ります。

写真集を観察すればするほど、肌の質感や色味などどう表現したらいいか悩みました。爬虫類のレザーをそのまま使うのもなんかエグいし。

ということで色々考えてはっきりと答えが出ないけど作りはじめたら、どんどん閃いてきました。

この鱗の質感を思いついた時は天才かもしれないと思ってしまいました。笑   直で見るとちゃんと凹凸があるのがわかります。
目は表現が難しいなぁなんて思っていたけど、製作が楽しすぎて手を動かしているうちにスムーズにアイディアが浮かんできてどんどん形になっていきました。この目、すごい好き。
背びれや腕などパーツをくっつけて、手の位置を調整してつけたところ。

と、現在製作はここまで来ました。

いつもこの手の作品は、ノリと感覚で一気に作っていくのですが、今回はもう少しじっくりめにアプローチ。

グゥちゃん部分も手縫いで縫製していこうかと思っています。ミシンだとどうしても抑えのアタリが革についてしまうので。

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イタリア、ルネッサンス期は、励ましが伝染した時代だと聞いたことがあります。

今回の作品は、もともとグゥちゃんの写真集というヒトミさんの作品を見ていずみさんがインスパイアされ絵に描き、

僕がそれを見てインスパイアされて、同じ写真をモデルに作品づくりをしている。

この、”アーティスト同士のバトン回し感”に、なんともいい感触を感じました。

アートには意味があるのか?など色々考えてしまう事がありますが、今回は間違いなく他者を動かす原動力となり、それが1人で止まらずさらに他の人を動かしました。

作品を見た人が、また他の作品を作る。というほどにわかりやすくなくても、何かしらの影響を人に与えているのかもなとこの文章を書きながら思いました。

しかし今回の製作は、自分自身が本当に楽しく取り組めていることが一番大きいかなと思っています。

また完成した時にでも製作中の感覚については触れたいと思いますが、

現時点で作ってよかったなと感じています。

 

完成をどうぞお楽しみにっっ!

 

 

そしてこの作品は9月に開催する個展に展示販売予定なのでどうぞ直接ご覧下さいね。

◉個展内容◉
日程 2017年9月16日(土)〜19日(火)の4日間

場所 水平線ギャラリー 神奈川県鎌倉市御成町5-6-1B

時間 11時〜18時(仮)

作家在廊予定 全日

↓個展イベントページ&詳細

Kazuya Fujisaku Solo Exhibition

 

※「イグアナと家族とひだまりと」サトウヒトミ著

Amazonリンクはこちらから

リンクから写真の中身など少し見ることが出来ます。最後にある短めの文章もオススメ。

 

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