魔法の物語と鞄 + 製作の心境

こんにちは。

新しいカバンができたのでご紹介します。

今回はずっとやりたかったデニムのリュック。

ある小説を読み返して、そのインスピレーションから製作しました。

どうぞっ!

 

正面。かなり好きな感じ。

 

斜め横からの図
センターパーツ。ここはデザインから製作までかなり手をこんで行いました。ナイスレッド。
そのフラップを上に開いた様子。ここには太陽の光をイメージしたステッチを。
センターパーツの裏側部分。フランス革を使っていい感じに仕上がってます。
そしてこの部分、鞄を初めて作った時からのお気に入りな赤耳とゴールドファスナーの組み合わせ。これをどうしてもやりたかった。
ファスナーの引き手。編んで作りました。
風をイメージして製作。どうしても入れたくなってしまうトゥルーレリジョンのデニム一部。
そして背中側。ここは革で砂漠をイメージ。

 

ストラップはヴィンテージのベルトを使いました。この雰囲気でデニムリュックを作るというのがずっと頭の中にあって、それをついに実現!という感じです。 旅をイメージ。
本体との付け根部分。片方は、元々ベルトだった時にバックルをつける箇所だったものをそのまま使用。この左右非対称な美学は、ボトムズというロボットを子供の頃イラストで見て、そこから取り入れたのかもしれないと最近思うようになりました。
Kzy.
ファスナーポケットも付いてます。中にスウェードも貼ってあります。
ヴィンテージベルトレザーにイタリアンレザーの二枚重ねをジョイントさせて製作。ここは子供の頃にやった、手持ち花火のフォルムが元ネタ。
手持ちパーツ。ここは手縫いでがっちりと。これがあると電車などに乗る際にめちゃ便利。
今回はリベットを底鋲として使いました。
そして内側へ。ゴメちゃんアフリカンファブリック仕様。インスピレーション元になった物語が、アフリカ文化の影響を受ける土地が舞台だったので。ファスナーポケット。

 

ポケット内側にはブルーカモ。ここは単純にカッコいいから採用。
反対側には2つのポケットをアフリカンで。パイピングはレザーで。贅沢ぅ!

 

そして今回の作品のインスピレーションの元となったお話は、、、

 

こちら。

最強の小説 アルケミスト パウロ・コエーリョ著 です!

このアルケミストという作品、自分の人生で一番多く繰り返し読んでいる小説ですが、今回また読み返してみて、またやられちゃいました。

なんとも物語全体に漂う魔法感、たまりません。

アルケミストとブックカバー これは以前に秋濱さんに作ってプレゼントしたもの。

そして、このカバーに入れて読んでいたのですが、このなんとも言えない深いペイントが、物語を一層盛り上げてくれていました。

そこからアルケミストを元にした鞄を作ろうと思いつきました。

上の説明で、デザインの中に具体的に太陽、風、砂漠などを入れましたが、1番届けたいと思ったのは全体の雰囲気。それをどう感じるかはみんなの自由だけど。

結果的にとっても好きな感じに仕上げることができました。


ちょっと話は変わりまして、ここ最近の心境を。

このまま鞄ばかり作り続けていいのか?

これがここ最近の悩みでした。

他にも無限に選択肢がある中で、これは本当に自分の命の使い方として合っているか?そんなことを考えていると製作するスピードも遅くなっていました。

そんな時に読んだアルケミストの物語中に、夢を諦めて、そのままの生活を続けていくとどうなっていくかを錬金術師から主人公に伝えるシーンがありました。それがなんとも自分に言われているようでギクッしました。

そして読み進め、アルケミストを読み終わり、この鞄を作ることを思いつき進めていくと、なんとも楽しい。すごく楽しい。ACID MANというバンドのアルケミストをもとに作られた曲を聴きながら、自由にする製作がすごく楽しかったのです。

もともとデニムが好きで作った鞄だったからか、今回デニムを使って製作したことが原点回帰のような気持ちにさせてくれました。

そして、ヴィンテージの素材を使ったり、ゴメが届けてくれたアフリカの布を使って製作しているうちに、こう感じるようなりました。「現地の古い素材や独自の素材を使って鞄作ったらマジでやばいなと。」

鞄を作っていて何がみんなのためになるのか?周りの仲間は世界や世の中のためにいろんな取り組みをしているのに自分は好きなことばかりやっていてこれでいいのかということを色々と悩んでいました。

しかし実際に、アルケミストという作品は自分にインスピレーションを与えてくれている。

じゃあ自分も、鞄を使う人、そしてその周りの人達にインスピレーションを与えるようなものを作ろう。もっと言えば、その人の中から溢れ出すようなきっかけになるようなアウトプットをしよう。そう思えました。

なので次の目標は、自分の惹かれる土地へ行き、そこで出会うワクワクする素材を使って、製作したものを必要な人に届けるという事をしたい。

必要な人というのは、インスピレーションを発揮したいと思っている人、自分の周りにいる人達を応援してエンパワーしたいと思っている人、自分の感性を引き出したいと思っている人、人にインスピレーションを与えたいと思っている人などです。

芸術には、人の眠っている力と感覚を取り戻させる機能がある。という言葉を聞いたことがありますが、そんなことができたらいいなと思います。

アルケミストの中で、”前兆に従いなさい”ということが繰り返し言われるのですが、上に書いた目標のために、今感じていることを行動にしていきたいです。

以上、新作のバッグからはだいぶ話が発展してしまいましたが、製作の背景の話でした。

ありがとうございましたっ!

 

 

 

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