長財布の製作過程

長財布のオーダーを頂いて、製作をスタートしたので、今回はその過程を少し紹介したいと思います。

革製品の完成品を見ることはあっても、製作途中を見ることはあまりないと思うので、何かしらの理解が深まってくれたらと思います!

まずは材料を調達するところからスタート。

いつも使わないような革の指定を頂いたので、東京浅草の革屋さんへ行って色々お願いして用意してもらいました。

いつも仲良く対応してくれる革屋さんにはあらためて感謝ですねっ

そして、製作スタート。

まずは色をつけるところから。

革用の染料と絵の具を使い、ベースになる革を加工します。ちょっとアーティスト感を発揮するのはこのフェーズ。

 

アップしたところ。ペイントのかっこよさは数値化、言語化はむずかしいですが、グッとくるかどうかが判断基準。

 

青×銀 とても好きな組み合わせ。そろそろ夏が来ますね。

 

そして裁断。切り出します。

このパーツを見てわかるように、全面にいい感じにペイントが施されています。

しかし、、、

 

 

このように重なってしまうので見えませんっ。

重なって見えなくなるけど、人間は感じる生き物なので、下にあるもののバイブレーションも無意識にキャッチしています、きっと。

 

ここのステッチは手縫い。中の見えないところをミシンで縫製している箇所もあります。

 

 

と、その前に、革の断面にメイドインイタリーな顔料を塗って、熱小手を使って、締めます。(ここは様々なやり方がありますが、現時点ではこの方法がベストと思って僕はやっています。)

 

そして他のパーツと組み合わせて、端を処理します。ここでは微差を埋めるためにヤスリで処理。削りカスが沢山出ます。真っ白になります。きっとこんな感じで密かな頑張りをしている人も多いはずっ。

 

 

そして少し作業が飛びまして、均等に縫うための穴を開けます。そこに針と糸を持って縫っていきます。糸の色でも雰囲気がかなり変わるので大事な選択です。正解はないですが、青がいいか?白がいいか?水色か?あえて黄色か?いやシルバーを生かすために白だろう。という思考で決めていきます。

 

半周縫い終えたところ。もう半周手縫いをして、最後に断面をしっかり処理して、そして完成。

 

内側全体の感じもかなり素敵に仕上がっているので、完全に完成したものを見てもらうのが楽しみです。

仕事でもそれ以外でもそうですが、他の人が見ていないところで進められている作業が沢山あると思います。

誰もみていないが故に、褒められたり注目されたりする事が少ないと思いますが、そういうことが世界を形作っていたりもするのかもしれません。。

マニアックだから伝わらない事もあるだろうからこそ、そんなところに興味を伸ばしてみるのも面白いかもしれません。

 

今回は以上!ありがとうございましたっ!

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